柴犬が吠えるときのしつけは、とても重要です。
意味があって吠えることなら良いですが、意味のない【無駄吠え】となれば話は別ですよね。
吠えるときのしつけは、「なぜ吠えているのか」理由をしっかり把握してあげることが重要です。
吠えること自体、全てやめさせることは不可能です。
人間も喋るなと言われたら無理ですよね?それと同じです。
理由もなく吠えることは、考えにくいのでただ闇雲に「吠えちゃだめ!」「うるさい!」などと圧をかけるのではなく、しっかりと「吠えている理由」に向き合って無駄吠えとサヨナラしましょう。
それでは柴犬が吠えるときのしつけ方法をご紹介します。
柴犬が吠えるときのしつけ方法
まずは、飼い主さん自身が柴犬が吠える理由を知ることです。
そしてそれは意味のない無駄吠えなのか?
考えられる理由は大きく分けて以下3点です。
警戒心から来る吠え
柴犬は警戒心が強いため、身の危険を感じたり、見知らぬ物を見たり初めて会う人や、いつも無い場所に物があるなどで吠えたりします。
よく言えば、番犬向きなので警戒心から来るときの吠える行動は頼りになることもありますが、散歩中などいちいち吠えられていたら飼い主側としては勘弁して欲しいですよね。
このような場合は、ほとんどが子犬の社会化期の時のしつけに影響があります。
子犬時代の社会化期にどれだけ多くの経験を積ませてあげれるかで本当に警戒すべきものや、怖がらずに自分で確認し理解する力を身につけ警戒心に対する線引きを学びます。
成犬になってから警戒心の線引きを変えようとしても中々難しいですので、子犬時代の過ごし方に目を向けて過ごすといいです。
要求を満たしたくて吠える
欲求を満たしたくて吠えることを【要求吠え】と呼びます。
要求吠えには【無視】が一番効果的です。
例えば、「ご飯が欲しい!」「ゲージから出して!」などと柴犬が自分の思い通りに行かないときに吠えます!
こうした時に飼い主さんが「はいはいご飯ね」とか「ゲージから出たいの?」などと言って、柴犬のいうことを聞いてしまうと、柴犬は「吠えれば、こちらを気にして言うことを聞いてもらえるんだ」と理解します。
一度そのように理解すると、次から無視しても柴犬はなかなか鳴き止むことをしません。
そしてこの、要求吠えは飼い主を始め、柴犬と一緒に同居する家族全員が協力していかないとなくすのは難しいです。
飼い主は無視を貫いたとしても、別の家族は柴犬に負けて要求吠えの相手をしてしまう。
これでは、しつけの一貫性がなく柴犬はずっと要求吠えを直せなくなります。
要求吠えをしつける際は家族が揃って無視を貫き、柴犬が大人しくなったら声をかけてあげるようにしましょう。
ストレスから吠える
- 運動不足
- コミュニケーション不足
柴犬は運動量の多い犬種ですので、運動量が足りなくなるとストレスを抱え吠えるようになったりします。
ストレスの場合は自分の身体を噛んだりもします。
またコミュニケーション不足で寂しさから吠えたりもします。
要求吠えや警戒心から来る吠えとは違う様子であればストレスが原因の可能性もあるので一旦、運動量を増やすなどして様子を見てみてください。
柴犬の吠え癖は子犬時代からしつけよう
柴犬の吠え癖をしつけようとした時に、成犬だった場合、直そうと思うとかなり大変になります。
時間も労力もかかります。
なので、子犬(生後1年未満)のときに「吠えてもダメだ」「大人しくしていればこちらを気にしてくれる」などと思ってもらえるようにしつけていけるのがベストなのではないでしょうか。
まとめ
- 柴犬の吠え癖をしつけるには子犬時代が重要
- 家族が一貫して同じ方針でしつけを行うこと
- 吠えている理由をしっかり見極めて理由にあった対処法を取る
初めて柴犬を飼う方や、柴犬を迎えたばかりという方は、なぜ吠えているかわからない状況に、かなり困ると思います。
しかし、そんな時こそ飼い主が毅然とした態度で柴犬のしつこい無駄吠えにも動じない精神が必要です。
柴犬の吠え癖に振り回されている間は柴犬との良い主従関係を築くことはできないでしょう。
柴犬が吠えるときのしつけ方法は、しつけ次第で良い方向にも悪い方向にも転びます。