柴犬に抱き方があるってご存知でしかた?
私はずっと柴犬に抱き方があるなんて知らずに過ごしていました。
結構、何も考えずに抱き上げたり、柴犬が「抱っこして〜」と前足をかけてきたりしたら、そのままヒョイっと抱き上げたりしてました。
皆さんはどうでしょうか?
どうやら、その抱き方あまり良くないみたいです。
私は、かかりつけの獣医さんにそのように言われたのですが、正直抱き方があるなんて考えもしなかったのでビックリしましたね。
人間が抱きやすいように抱くのではなく、柴犬のための抱き方を理解しておきましょう。
柴犬の抱き方、あなたは間違ってませんか?
まずは正しい抱き方のポイントを押さえましょう。
胴体と腰を支えて抱っこする
正面から前足をもって抱き上げるように抱っこしない
抱っこを嫌がっている様子ならそもそも抱っこしない
抱き上げたときに柴犬に変な力が入っていたり、居心地が悪そうにしていない
それだけ?と思うかもしれませんが、以外とやらかしています。
少し振り返って見てください。
柴犬の胴体と腰を支えて抱っこする方法
柴犬の胴体と腰に負担がかからないこと。これが全てです。
正しい抱っこをする場合は、柴犬の横から抱っこします。
柴犬の方向ですが、人の右手側を頭、左手側をお尻にした時、右手を前足のすぐ後ろの胸の下に入れ左手はお尻の下(お座りする時に床に付く部分)に入れます。
そのまま抱き上げます。
そうすることで、胴体と腰への負担を最小限に抑えることができます。
柴犬が抱っこされたときに柴犬に変な力が入っていたり、居心地が悪いようにしていないかも重要なポイントです。
柴犬の胴体や腰に負担がかかる抱き方
こんなシーン良くあると思います。
シーン1:飼い主の足元に柴犬が正面からピョンと前足をかけて来た時、そのまま前足をもって抱き上げる。
シーン2:柴犬の背後から脇に手を入れて抱き上げる
これ、やっていませんか?
シーン1もシーン2も共通していることは、抱き上げるときに胴体から腰、後ろ足が「プラ〜ン」としていることです。
これは柴犬にとって最悪で、足腰に負担がかかっている状態となります。
抱き上げるときだけその状態で、抱き上げた後は腰やお尻に手を回して居心地良くしているという飼い主さんもいると思いますが、それでもあまりよくありません。
抱き上げるときも負担なく抱き上げるようにしてあげてください。
柴犬の抱き方を間違えたままにしておくと・・
柴犬の抱き方を間違えたまま、ずっと柴犬に負担をかけさせていくと、最終的には関節を痛めます。
柴犬はもともと関節の弱い犬種ですので、なおさら抱き方には注意が必要ですよね。
足腰を痛めたら、大好きな散歩も億劫になり思うように走れなかったり、走れても痛みを伴ったり、病院に通わせるのも維持費がかかったり、柴犬もできれば病院へは行きたくないはず・・と、良いことは丸でないですよね。
年老いてから症状が出てくるなんてこともあり得ます。
関節を痛めるということは必ずと言って良いほど癖になります。
そんな最悪の状態になる前に、正しい抱き方で愛犬を抱っこしてあげてください。
柴犬それぞれ抱き方に好き嫌いがある
今までご紹介して来た柴犬の正しい抱き方ですが、柴犬によっては横抱きが嫌いな子もいます。
なんだか赤ちゃんみたいですが、縦抱きが好きな子もいます。
縦抱きをするときも横抱きと同様、どちらかの手でしっかりお尻を支えて下半身が宙ぶらりんなんてことにならないようにしてくださいね。
また、抱く前に抱っこ自体を嫌がっている場合は抱っこをしないようにしてください。
無理に抱っこできても柴犬にストレスを与えてしまいます。
その前に柴犬とコミュニケーションを取ったりして絆を深めることに専念した方が抱かせてくれる近道かもしれません。
まとめ
柴犬の抱き方の最大のポイントは胴体と腰に負担をかけないです。
横抱きにしても縦抱きにしても必ず下半身が宙ぶらりんになっていないことを意識し、抱っこしている間、柴犬に変な力が入っていないか、嫌がっていないかを基準に、抱っこの居心地の良い場所を探してあげましょう。
柴犬の抱き方を間違えたままにすると、将来的に柴犬に負担をかけることになりかねないので、「今の抱き方で問題なさそう」ではなく、将来のことを見据えて正しい抱き方をしましょう。